自然災害が多い日本
日本は、世界有数の災害大国です。地震や津波、台風、異常気象などによって毎年のように人命や社会生活に大きな被害が出ています。
なぜ日本は災害大国と言われるのか?
日本で災害が多い理由としては、4つの点が挙げられます。
1.位 置
世界には10数枚のプレートがあり、そのうち4枚のプレートの上に日本列島が位置しているので、プレート運動による地震や火山活動による災害が多く発生します。
2.気 象
日本は、アジアモンスーン気候地域に属しています。
アジアモンスーンは、たびたび大雨などによる水害を発生させます。
さらに、近年の地球温暖化現象により、年間の大雨発生回数は、過去30年間で増加傾向となっており、今後も強い雨が増えるという予想がされています。
3.地 形
日本の国土は、約70%を「山地」「丘陵」が占めていて山や川など自然に恵まれています。
しかし、国土面積が狭く、山の傾斜は急で、もろく崩れやすく水害も発生しやすいのです。
4.都市構造
都市化による都市開発が進んでいます。狭い国土に人為的に山や丘陵地を造成して、海岸を埋め立てて都市部を拡大してきた結果、河川や海岸、火山に接して都市が作られることも多く、土砂災害や液状化現象などが発生しやすくなってしまいました。


近年災害が増えています。
災害時に長期停電対策が必要です。